鴨居付け替え完了
本堂の鴨居付け替えが完了しました。
本堂の材料はすべてが規格外なので敷居・鴨居・長押を調達するまでが大変でした。
今までは2センチ余りの建具が建っていました。
溝の幅は2センチ1ミリで同じですが、
溝と溝の間隔が6ミリしかありませんでした。
( l_冂冂_l こんな感じでした。)
3センチの厚みがある建具を建てようとすると、これではせまい。
新しい敷居・鴨居は溝の幅は同じ21ミリですが、
溝と溝の間隔は12ミリです。
( l_冂_冂_l こんな感じになりました。)
尺貫法で言うと
溝と溝の間隔→4分(12ミリ)
溝の幅→7分(21ミリ)
この間隔を『四七(ししち)の溝』と呼んでいます。
白木の状態も美しい仕上がりになりましたが、
周りの環境に合わせるため
この後、古木色に染めます。