「200年住宅」ってどんな家?

「200年住宅」は、自民党の住宅土地調査会が提言しているロングライフ住宅のことです。
木造住宅が中心だった日本では、住宅の寿命は従来は30年前後と言われてきました。
イギリス(77年)や米国(55年)と比較するとかなり短命であり、環境や資源保護の観点からも長寿命化へ転換が叫ばれてきました。

住宅経費や産業廃棄物、CO2を削減

200年住宅が実現されれば、住宅の取得・維持管理費といった国民の住宅経費負担は大きく削減できます。
さらに建設コスト削減や省エネルギー、CO2削減を可能にし、環境への負荷軽減にもつながります。
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スケルトン・インフィルの考え方

分譲マンションの一部では「スケルトン・インフィル」という設計方法が既に採用されています。
これは、耐久性や耐震性を高めるスケルトン(構造躯体)と、可変性を確保するインフィル(内装・設備)を両立させることで、長く快適に住んでもらおうとする考えです。


この他、省エネルギー性能やバリアフリー性能、計画的な維持管理、周辺町並みとの調和が十二分に考慮されているかどうかも、「200年住宅」に不可欠の要素とされています。