クリスマスツリー

クリスマスツリー (Christmas Tree) はクリスマスのために飾り付けられた木のことです。「知恵の樹」の象徴とされます。
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クリスマスツリーには常緑の針葉樹(主に幼木)が用いられます。ヨーロッパでは昔から使われてきたヨーロッパモミや、入手が容易であることからヨーロッパモミに代わって広く使われるようになったドイツトウヒのほか、コーカサスモミ、ノーブルモミなどが主に使用されますが、日本ではモミが主に使用され、他にエゾマツ・トドマツなども用いられます。北米では主にバルサムモミ、フレーザーモミ、グランディスモミ、ヨーロッパアカマツ、カナダトウヒ、コロラドトウヒ、アメリカトガサワラなどが用いられます。


常緑樹が使われるのは、冬の間も緑を保つため強い生命力の象徴とされたためです。また、『クリスマスの起源』(O.クルマン著)によれば、中世の聖夜の降誕祭の序幕において行われた、アダムとイブの堕罪の舞台劇で使われる「知恵の樹(善悪の知識の樹)」として、冬に葉が落ちてしまうリンゴの木の代用に、常緑樹のモミの木が禁断の木の実を飾るために使用されたのが由来ともされます。ツリーの先端には、キリストの降誕を知らせたベツレヘムの星 (Star of Bethlehem) にちなみ、多くは星が飾られますが、イギリスなどではクリスマス・エンジェルという天使が飾られます。
その他にリンゴ(アダムとイヴが食べた知恵の樹の実を象徴したもの:光沢のある玉になっていることが多い)、キャンディケイン(杖の形をした飴)、ロウソク、金や銀のモール、ポップコーン(糸でつないで飾る)、雪を模した綿など、さまざまなものが飾られます。現代ではロウソクの代わりに、豆電球の飾りを飾る家が多いです。
クリスマスツリーをクリスマスに飾る風習が最初に記録されたのは1419年、ドイツのフライブルクでした。パン職人の信心会が聖霊救貧院にツリーを飾りました。1600年代にはドイツ各地で記録が残されています。ベルリンには1800年頃にツリーが伝わり、イギリスへはビクトリア女王を通じて伝わりました。夫のアルバートがドイツ出身であったため、彼のためにクリスマス・ツリーを飾って見せました。アメリカ合衆国で最初のツリーはドイツ移民によって1746年に飾られました。(出典:若林ひとみ「クリスマスの文化史」)
日本では1860年、プロイセンの使節オイレンブルクが公館に初めて飾りました。1874年には原胤昭(はら たねあき)により築地大学(明治学院の前身)で行われたクリスマス・パーティーに、日本初のサンタクロースとともに登場しています。
12月7日はクリスマスツリーの日(日本)
1886年12月7日に、横浜で外国人船員のためにクリスマスツリーが飾られたことに由来しています。

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