雲南市大東町「登り棒」のある百彩の家
2018年3月に、雲南市大東町に新築された「高気密・高断熱・地中熱利用の百彩の家」
古くなった母屋を取壊し、高性能住宅に建て替えました。
御施主様の要望で、以前の母屋同様、二間続きの和室を設けながら、現在の暮らしに合わせた間取りとしました。
和室の前に設けた濡れ縁が腰かけるのに丁度良く、庭でバーベキューなどもすることが多くなり、自然と人が集まる家になったとお喜びです。
リビングの吹抜けには「登り棒」があり、トレーニングや遊びの場となると共に、新たな動線が出来ました(笑)
「百年の家プロジェクト」で学んだ家づくりの考えを用いて建てた、百年仕様の家です。
気密・断熱性能の高い建物に、換気経路を工夫した第三種セントラル換気システム「DSDD」を搭載。「デライト」よりもさらに消費電力の小さいシステムです。
常に新鮮な空気を、地中熱を貰いながら取り入れ、臭いの発生源や汚染源に近いところから排気を行います。
メインとなる暖冷房器具は、脱衣室に取り付けてある6畳用のエアコン1台。これと居間にあるエアコンと2階の物干スペースに設けたエアコンを補助冷暖房として、季節により使い分けてもらいます。基本的にはメインのエアコンは冬場は24時間つけっぱなしですが、以前の光熱費よりも少なくて済んでいます。
これによって、建物内の温度差を少なくし、住む人の健康と省エネに貢献します。
百年仕様
屋根:高性能グラスウール厚230㎜
外壁:高性能グラスウール厚120㎜
防湿気密シート
第三種セントラル換気システム(DSDD)
C値(相当隙間面積)0.5cm2/m2
宅配ボックスを設けました。
玄関には収納式の腰掛、隣にはシューズクローゼット。
キッチンのゴミ箱の奥の床に、24時間換気の排気口。
イヤなニオイをリビング側に出しません。
ユニットバスなのに板張りの天井。
脱衣室と浴室の天井と空間が繋がっています。
脱衣室にはエアコンを設置。
2階の物干スペース。室内干しでもよく乾きます。
寝室の入り口横に、古い母屋の柱を移設。
家族の成長の記録があります。
吹抜けに、登り棒を設置。おうちでアスレチック!
新たな動線にも。