耐震改修工事で大地震に備えよう!
中国の四川省で5月12日に発生した大地震の破壊力は、阪神大震災の30倍といわれ、未曾有の大被害をもたらしました。
レンガ積みなど建築物の構造も被害を大きくした原因と言われますが、住宅の地震対策はどんな点に気をつければよいのでしょうか。
●瓦屋根の古い住宅に大きな被害
新潟県中越沖地震による住宅被害は、7,404棟で、そのうち全壊が952件。被害の大きかった柏崎市では908棟が全壊し、その大半が、築50年以上の瓦屋根の木造住宅でした。
空襲を免れた同市は、古い家並みが多く、耐震補強を行っていれば、被害はこれほど大きくならなかったとも言われています。
●耐震改修の費用を支援する制度
新潟県中越沖地震では、鉄筋コンクリート像のアパートやビルではほとんど被害がなく、耐震改修を行った住宅も非常に有効だったことが判明しています。
住宅の耐震改修に効果が有ることが分かっていても、費用の負担が大きくて踏み切れない。そんなときは、住民が耐震強度不足の住宅の補強工事を行う場合に、耐震改修費用の一部を国と地方自治体が連携して支援する制度があります。
上手に利用して、大地震が発生する前に耐震改修を済ませましょう。